在学中、大学の非常勤講師の先生からご縁をいただき、その後、おかじま接骨院の開業場所となる東京都世田谷にある日体柔整専門学校へ入学しました。ここから私の本当の修行が始まりました。
柔道整復師の専門学校では、骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷という主にケガに関する教育を受けましたが、
これまで少林寺拳法でもバレーボールでもケガをしてこなかった私にとってケガを診るということにはとても恐怖心がありました。
それを克服するために、社会人アメリカンフットボールのチームにトレーナーとして参加しました。
当時、勤めていた接骨院の唯一の休みであった日曜日に、毎週のように練習や試合に同行し、選手たちをサポートしました。
普段からテーピングやアイシングなど応急処置の練習をしていたため、その成果が現場で少しずつ生かされ、
「テーピングを巻いてもらって楽だったよ」「試合前のストレッチで腰の痛みがなくなったよ」「次にもしケガをしたら頼むな」などと選手たちから声を掛けられるようになりました。
アメリカンフットボールの現場では沢山の経験と選手たちからの信頼を得ることができ、当時勤めていた接骨院ではその経験から得た知識や手技を患者さんへ提供し、いつしか頼ってもらえることで自信を持つきっかけになりました。
休日のトレーナー活動を継続しながら、今度は医療現場ではドクターがどのように診断をして、どのような処置が行われるのかということに興味が湧きました。
ちょうど同級生からご縁をいただき、ドクターと柔整師が連携をし、様々な取り組みをしている
横浜の十日市場整形外科内科で研修を受けさせていただけることになりました。
その後、別のクリニックへ配属され、現在の整形外科領域の知識や経験を沢山積ませていただきました。
病態の見立てやレントゲン、MRIの読影方法、理学療法士とのリハビリの連携などを経験させていただき、今の基礎が出来上がりました。
ただそこで感じたことは、
病院では投薬治療や1週間ごとに経過を診るといった保険範囲内のパターン化された治療法が主流で、“
その間にもっと今できる事があるのではないか?”、“今この処置をした方が患者さんにとってもっと良いのではないか?”という疑問を持ち始めました。
ドクターとの領域の違いを感じ、
開業を考えるようになりました。
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